「自分でも最低だと思ってる。 ちゃんと理由もあるけど、きっと言い訳に聞こえるから、今は言わない。」 そうだよ。 言い訳なんか聞きたくない。 「最低なのも知ってる。 それでも、美幸が好きなんだよ。」 優也の腕に抱きしめられた。 身体中が火照る。 「どんなに頑張ったって、お前が頭ん中から消えてくれねぇんだ。 愛しい気持ちばかり、溢れて。」 どうして、こんなにも泣きたくなるの? 何故、胸が痛いの? 「美幸だけが愛おしく思えるんだよ。」 ーーなんで、この体を抱きしめたいと思うの?