「城崎先輩が見ていた景色、見たくないっすか?」




瑠衣が見ていた……景色…




見てもいいかな?




あなたが好きでいた景色、私が見てもいいかな……?





「うん……行き、たい。」




「じゃあ、試合の日程連絡しますね。」




俊平くんの笑顔って優しいんだな……





「俊平もしかして、お前……」



「バカ。そんなんじゃねーっつうの!」



「うわぁ、慌ててるところが逆に怪しい。」





後輩くん達はじゃれ合い始めた。





「美幸、」



「ん?なぁに?」




優也の方を振り向く。