優也が話す前に、私が話さなくちゃいけない。 伝えなくちゃいけない。 ーーー私達は他人であることを。 「 “初めまして”。2-5 相川美幸です。これからよろしくね。」 この時、私達の誓いは一生守られないものとなった。 そして、私達の誓った永遠の愛は終わった。 「え?……あ、初めまして。一条 優也です。」 後ろの瑠衣を見ると、『いいのか?』と目で訴えてきた。 私は頷くと、瑠衣と立ち位置を交換した。 「こっちは1年の時のクラスメートの 城崎 瑠衣くん。」