「悪い。遅れた。」 「あ、来た。一条くん!おはよう。」 どうやら、私がぼーっとしている間に、一条くんは来たようだ。 「っ!!」 瑠衣が息を飲む音が聞こえた。 私はゆっくりと顔をあげる。 そこにいたのは…… 「うそ……。」 ーーー本物の、優也だった。 その意味は、あなたが希望の彼氏だ、ということで、 その意味は、あなたとの再会が悲劇になった瞬間で、 その意味は、あなたは、もう私の隣にはいれない、ということだったーーー