『俺は、美幸を信じて待ってるから、我慢しないで満足出来る結果を残せ!』 瑠衣は、決して自分の意見を押し付けたりしなかった。 私が求めたから、自分の意見を言ってくれた。 こういう瑠衣の優しさが、すごく大好き。 「コーヒーで良かった?」 お父さんがコーヒーが好きだったのを思い出して、コーヒーにした。 本当は、ブラックなんて飲めない。 だけど “子供” という立場で話に参加したくなくて、大人ぶってみた。 「おはようございます。」 机を挟んでお父さんと向かい合っていると、お母さんが来た。