「何だよ?」



「だから、外でのキスはダメだって。」



瑠衣は少し考えた素振りをした。




「じゃあ、今から俺の家な?」



「え?」



「覚悟してろ。キスだけじゃ終わんないかも。」




瑠衣は、私の手を引っ張ると、自分の家を目指した。




「えっ?!」




「外がダメなら、俺の家でキスする。幸いにも、今日は兄貴も親も遅いしな。」




絶対に幸いじゃなーいっ




心の中の私の叫びは、完璧に瑠衣には届かず、



そのまま瑠衣の家へ。




ていうか、今日は部活帰りですけど?!





その日は、瑠衣の家でキスだけじゃなく、甘い愛も頂きました。