「はぁ……」
バレンタインは幸せに過ごしたいから、その前に片付けたいな…
「さっきから、何で1人でため息吐いてるんだよ?」
うつむいていた顔を上げると、瑠衣の心配そうな表情が見えた。
「不安なことは、俺に言うこと。俺が役に立つあったら、手伝うし。」
私の不安な心が、わかっているのかな?
瑠衣には救われてばかりだ。
今だってほら。
憂鬱 (ゆううつ) だった心が軽くなった。
「瑠衣、ありがとう。」
私が、瑠衣を見上げて微笑む。
「ほんと、自覚足りないよな…」
瑠衣は、そう言うと、唐突にキスをした。
「なっ///」

