「美幸……。」



俺が今でも好きな奴。




「あ…優也?」



「なんか、久しぶりだな。」




こうやって話すのは、屋上で俺が寝てたとき以来だ。




「教室遠いからね。階段も使ってるのは違うんじゃない?」



確か、俺たちが東階段で

美幸たちは中央階段だったな。




「で、優也は何してんの?」



「そっくりそのまま返します。」



こいつ、何で女に追いかけられてたんだ?




「優也が敬語って……!」



笑ってるし。