何も知らないかぁちゃんが帰って来た。
いつもの通り…
いつもの感じで…
かぁちゃんは達也兄と皓輝兄に今日の晩ご飯は揚げ物だと説明してた。
かぁちゃんは何も知らずいつもの様子で兄ちゃん達に話をしてそのまま玄関の方へ歩いて行った。
僕はパンとマーにかぁちゃんの後を追って行ける様に鳴いて合図を送った。
パンとマーはテラス側へ移動し兄ちゃん達に解らない様にそっと外に出た。
それを確認した僕はかぁちゃんの足元で身体を擦り付けご機嫌を伺ってみた。
かぁちゃんは出掛けるからまたあとで…と僕の頭を撫でお留守番を頼むね!といい靴を履いて出て行った。
僕はパンとマーに頼んだゾ!って心の中で思った。


