新しい制服。新しい鞄。そして沢山の人

優は目を輝かせた。

「すげー」

優が入学する学校は超お金持ち学校。

貧乏な優が入れたのは優の頭が良かったから。

学費免除になったのだ。

「知らない人ばっかだー。何人いるんだろ?」


優は両親を無くして、都会に出てきた。それは元々、親戚のうちに泊めてもらうはずだったからだ。

しかし親戚の人も死んでしまい今はバイトをして頑張っている。


「クラス表みにいこー」

女子の声で聞こえた。クラス表?なんだそりゃ!


みんなが走っていっていた。その方向へ優も走っていったら、大きな紙が貼ってあった。



「これがクラス表って言うものかー」

優は顔を見上げながらいった。