君は男で、私は女で。。

「お姉ちゃん。怒ってない?」



ひかりはこちらの様子を伺っている。



「大丈夫。だって、ラブレターの裏メモになるじゃん!ノート買わなくていいかもよ!」




「お姉ちゃん頭いい!」


うちは本当にギリギリの生活で、

新しいノートもかえなかった。


それに、高校生は私だけだから、
入ってくる収入は少ない。


みんなには悪いとおもっている。


こんな辛い思いさせて………



「ご飯出来たよー。」


龍の声が聞こえた。



「あ、龍にカレー見てもらってたんだった!私いくね‼お姉ちゃんも早くきて」


ひかりは焦っているらしく、


走ってキッチンへ向かった。