優は手際よく卵焼きや、お弁当に入れる唐揚げなどを作っている。




「出来た!!はいみんなーお席について」

「はーい!」



優は自分の兄弟を椅子に座らせて、
ご飯がのった皿を机にのせた。


「はい。いたーだきます。」



「いたーだきます。」



優の掛け声の後に兄弟たちの声。


「ねーちゃん。俺の弁当は?」




「そこにあるでしょ?龍も早く食べなさい!」


「おねーちゃん!僕たちも幼稚園だからーお弁当!」


「はい。陽と真美の分。
あ、ねぇー陽。ひかりおねーちゃんはどこかな?」


「おねーちゃんなら寝てるよ!」

元気に陽は応えてくれた。



「やっぱり。お姉ちゃん起こしてくるから待っててね。」



「はーい。」