「今から登校してくるわよー」

「ドキドキするね。」

どうやら誰かが登校してくるらしい。
それだけで騒いでいた。
それも女子だけ。


優は女子という生物が嫌いだった。


だからすぐさまその場を離れ、3組へ行った。


しかし、方向がわからない。
というより学校が大きすぎる。


長い廊下。広い玄関。そして何と言っても広い教室。


1クラス20人しか入らないがとても広い。
その教室が沢山ある。1年だけでも10クラスはあるだろう。

しかしその中でもとびきり輝いている組があった。

そしてその教室はとても広い。
いろいろなものがある。

「ここは何組だろ?」

何気なく優は発した言葉だった。


しかし誰かがいたらしい。


「何組か知らずに来たのかよ。」


男の子の声が聞こえた。