そうすると、駿くんはいつもの微笑みを私に向けてくれて。

私もつられて口元が緩みそうになる。


「俺も、絢に会える日は楽しみでしょうがないんだよ。

絢も同じなんだなー、って思ったら嬉しくて。」


「えっ…本当に?」


「うん。

あいつに義理でもチョコあげたのは…妬いたけど。

本命は俺だけだよ、な?」


駿くんがそういいながら首を傾ける。


やめて。
駿くん、私キュン死しますよ。


恥ずかしくって、頷くと。


「ありがと。」


その言葉とともに、ふわっと駿くんの方に引き寄せられて。


最終型:抱きしめられるような感じになりました。



駿くんの香りがして。
駿くんの鼓動を感じる。

うわー。うわー。
恥ずかしいよ。
でも駿くんを独り占めしているような気分で。

本当に嬉しいな。


…だから、今日は本当に色々あったけど。


駿くんに会えたら、私いつでも、どこでも幸せなんだろうな。




「駿くん?」

「なに?」

「大好きですっ。」


「………。」

「ふふふ♪」





駅の改札近くで、
いちゃつきながら。

     えんど。