「じゃあさ…嫌じゃなかったら……」 駿くんはここで一旦息を吸う。 え、なになに? もしかして愛の告白とか? 『えーそれはないない』 『期待しない方がいいですよ。』 う、うるさいっ。 天使と悪魔のくせに! ただ妄想が行き過ぎただけじゃないか。 全くもう…。 叶わない夢を抱かないようにこうしてふざけてでも言わないとさ。 いつか駿くんと彼の彼女さんを見たときに辛くなるでしょ。 あぁー、私の一目惚れが終わりを告げるならもう少し駿くんの顔見てたいな。 よし、駿くんの話に集中しよう。