すると、紙が電車の床に散らばった。 「あ、すみません!」 「大丈夫ですよー気にしないでください!」 そう言って、二人で紙を拾う。 あ、今日返されたテストの答案例か。そういえば挟んだ気がするな。 ―――!? ターゲットに、私の点数がバレる可能性が! 恐る恐る顔をあげると――― 「あの…すみません。 点数…見なかったことにするんで! 忘れますから!」 必死にいうターゲット。 あはははは…。