芽衣と親友をやって来て、何年目だろう…


結構長いはずなのに、何でわたしは知らなかったんだろう…


「わたし、キイテナイヨ?」


「何でカタコト?」


キーンコーンカーンコーン。


「おーい、席に着け〜」


「やべ、俺クラス戻るわ。じゃあな!」


チュッと触れるだけのキスをわたしにして春紀は去って行った。