わたしは春紀の家に行くとチャイムを鳴らした。


……はぁ、すっかり夜になったな。


「はいはーい!」


ガチャとドアを開けたのは、エプロンを付けた春乃さんだった。


「そのエプロン、可愛いですね」


「あらそう?春夏ちゃんに言われるとほんとに可愛く見えるわね♪さ、早く中入って?まだご飯食べてないでしょ?」


…確かにご飯は食べて来てない…


「あ、おじゃまします」


わたしはリビングに向かった。