ねぇ、亮我。


独りって辛いよね。


独りって怖いよね。


亮我・・。


あたし決めた。


あたし亮我の傍にいる。


何がなんでもいる。


亮我を守るためならあたしにできる範囲でなんでもする。


亮我をあんな家庭で苦しませたくない。




このときのあたしは・・・。

2人で一緒にいる未来を想像してた。

幸せな未来を。

だけどね、現実ってそんなに甘くない。

この後に起こる出来事を・・・想像することすらできなかったよ。

大切な人を傷つける辛さをこのときのあたしは・・。

全くわかってなんかいなかった。