そして俺は体を帰り道へと向けた。

その時、


「亮我っ!?」


立香の声がした。

振り向くとゆっくり歩いて近づいてくるのがみえた。


「どうしたの?」


近くまで来るとすごい驚いてる立香。


『なんか、会いたくなった…?』

「疑問な感じ?」


立香が優しく笑った。


『もう帰ったのかと思ってた。』

「ああ、今日はねなんとなく帰るの遅くなっちゃったんだ。でも逆に良かったね。」


立香の優しい笑顔が俺の胸に染み渡る。

何でだろう。

この笑顔、安心する。

優しい気持ちになる。

やっぱ立香は俺にとって特別な存在だ。