「こんなこというのダサいけど…母親の愛情感じてみたかったな。」


無理矢理にでも笑おうとする亮我。

あたしの胸の奥がギュッて締め付けられる。

でも亮我はその何倍も切ない気持ちなんだろうな。

ああ、あたしって幸せなんだ。

ちゃんと愛してもらえてるもん。

愛してもらえないことに傷ついてそれでも強がる亮我はすごいよ。

ううん、強がってるんじゃないよね。

じゅうぶんに強いんだ。