『亮我、あのさぁ・・今日ね。』


あたしは出来事を話した。

亮我は黙って聞いてる。

何もしゃべらない。

ただうつむいて話を聞いてるだけ。

びくとも動きはしない。


「そっか・・・。」


話を終えたあと、たった一言だけそういった。

暗い表情。

あたしはなんでこんなこと話してしまったんだろう。

後悔した。

こんな辛そうな顔させるくらいなら黙っておけば良かった。