秋菜の部屋をノックしたあとに言う。
「秋菜ー?ちょっといい?」
「あ、お姉ちゃん!いいよー!」
その声を確認し、中に入ると、秋菜はベッドに横になって雑誌を見ていた。
そこから目線をずらしてわたしを見ると、秋菜が不思議そうな顔でいった。
「どうしたのー?」
「あ…実はね…」
急に言いづらくなったわたしは、少しもじもじしていた。
すると秋菜はそれを察したのか、にやにやした顔でわたしを見る。
「もしかしてお姉ちゃん…高校で好きな人できちゃった!?」
その言葉にわたしの顔は一気に赤くなった。
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