微笑ましいなあ、なんて思い、わたしは目の前のお弁当を開けた。 1人でお弁当なんて久しぶり。 案外さみしいものなんだなあ。 ミートボールを口に入れたときだった。 「なに、お前1人で食べてんの?」 頭上で声がした。 しかもこの声は… 「そ…相馬……」 読者さまご想像どーりの相馬でした。