彼はだれだろう。 何年生でどこのクラスなんだろう。 放課後はあまり人が通らないはずのこの階段に、なぜ彼はいたんだろう。 気がつくと、わたしは彼のことばかり考えていて、 胸がどきどきとうるさく音を立てていた。 わたしは顔も知らないあなたに、はじめて恋に落ちてしまったんだ。