「うっわ…やっちゃったー」
だれも返事をしてくれるはずもないのに、自然と出るひとりごと。
これでもし人がいたら恥ずかしいなーなんて思いながら一枚ずつプリントを拾っていると…
「はい。もう全部拾い終えたから。」
俯いてるわたしの上から声がし、わたしの目の前には数枚のプリントが置かれた。
わたしはすぐ顔を上げ、その人を見たけど、その人はもう背中を向けて階段を上がって行った。
「あ、ありがとうございますっ!」
慌ててその背中に向けてお礼をいうと、彼は背中を向けたまま手をひらひらと振ってくれた。
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