それでもやっぱり君がスキ。




「さよーならー」



帰りのあいさつが終わると、生徒はいっせいに廊下へ出て行った。




わたしも帰ろっと、そう思ったとき。



「九条、ちょっといいか?」


担任の先生に引きとめられた。



なんか…嫌な予感。



「はい。なんですか?」


「このプリント、ホッチキスで5枚ずつとめてくれないか?

今日中にやらなきゃなんだけど先生やることいっぱいあってな…」



頼まれると弱いわたしは、



「はい!大丈夫ですよ!」


すんなりと引き受けてしまった。