それでもやっぱり君がスキ。




「九条っておもしれーなあ。」


「そんなことよりなんで名前…」


「あ、じゃあまたな。」




ちょうど松田くんのクラスに着いてしまい、会話が終わってしまった。


まぁいっか。


どうせなにかの拍子に名前を知っただけだろうし。



松田くんのクラスをちらっと見ると、相馬と松田くんが笑いながら話しているのが見えた。




相馬のことは、もう嫌いなはずなのに、なぜだか胸のドキドキが収まらなかった。