それでもやっぱり君がスキ。




「あ、そうだ。俺の名前は松田 蓮。よろしくな!」


「松田くんね!わたしの名前は…」


「九条だろ?わかってるよ。」




え、なんで知ってるんだろ。


昨日も相馬はわたしの名前知ってたし…




わたしが疑問に思っていると、松田くんが話しはじめた。



「千尋から聞いたんだ。」


「でもわたし、相馬に名前教えた覚えない…」


「相馬って…名字呼び捨て…ははっ!」



いや、そんなことより相馬がわたしの名前を知ってた理由を聞きたいんだけど…


そんなわたしを無視して松田くんは笑っている。