次の日、わたしと藍が一緒に登校しているとうしろから肩をたたかれた。
「あ!爽多!!」
振り返ると、爽多がいた。
藍は爽多を見ると、げんなりとした顔をした。
「おい、お前なんて顔してんだよ。きもいぞ。」
「うっさいわね、あんたがいるとこーなんのよ!」
「あ!?んだと!?」
そんな2人をみてると自然と笑顔になるわたし。
やっぱりこの2人、お似合いだなあ。
「あれ、昨日の子じゃん。」
そんな声がうしろから聞こえ、なんとなく振り返ると、
昨日相馬のとなりにいた人がいた。
「あっ!どうも…」
なんとなくかしこまる。
藍と爽多は喧嘩しながら前に進んでいくので、わたしたちが見えていないみたい。

