「あのさ…もしかして名前聞きにきただけ?」 千尋くんが言う。 「あ、いえ…っ!!前にプリントを拾ってもらったことがあって、そのお礼を…! あのときはありがとうございました!」 わたしは深々と頭を下げた。 「……なーんだ。」 千尋くんの明らかにがっかりしたような声でわたしは頭をあげた。 な…なーんだって……? 「告白じゃねーのかー。」 「告白…じゃないデス…すみません…」 「俺すげー期待しちゃったし!ま、だれとも付き合う気ねーけど。」 …何その言い方。 わたしはカチーンときてしまった。