「まぁお前に比べたら相馬の笑顔っつーのは…男の俺でも惚れるレベル…」
「…え、爽多ってそっち系なんだ。」
「ばか!本気にすんな!ほら、家ついたぞ」
ばかな話ばっかりしてたら、もう家についてしまった。
さすが爽多…やっぱり藍の次に話しやすい。
男とは思えないや。
「今日はありがとね!じゃ、おやすみ!」
わたしがそういって、家に入ろうとすると…
「夏菜…っ!!」
うしろから爽多がわたしを呼び止めた。
「ん?なに?」
「あのさ…やっぱ藍も相馬のこと、好きなのかな?」
爽多はさっきまでの爽多じゃなくて、本当に不安そうな顔でわたしにそう聞いてきた。

