わたし、九条夏菜。 高校に入ってまだ数ヶ月。 まだまだ慣れない高校生活。 けどそれなりに信用できる友達もいて、毎日は充実していた。 「よし、じゃあ九条。これ教室に持っていってくれるか?そしたら帰っていいぞー」 目の前にいるわたしの担任の先生がいう。 「はい、わかりました!」 わたしはたくさんのプリントを受け取り、じぶんのクラス、1年A組がある3階へと向かった。