その日の帰り、わたしはなんとなく彼と会った場所にいってみた。 階段に腰をおろし、ふう…とため息をつく。 「今日も…通りかからないかな…」 2日連続でこんな人通りが少ないところを通るわけがない。 そう思っていながらも期待してる自分がいる。 なんか…眠たくなってきたな。 ここ静かだし窓から差し込む日差しが心地いいし… そんなことを考えていると、わたしの目はしだいに閉じられていった。