それでもやっぱり君がスキ。




次の日の朝、わたしは友達と待ち合わせている場所にいく。





「夏菜〜!!はやくはやくぅ〜!」



友達のその言葉に、自然と足を小走りさせる。




「ごめんね!待った?」


「ううん!おはよ!はやく学校いこー!」




わたしは心の中で、じゃあなんで急がせたんだとツッコミを入れながら彼女について歩く。




彼女の名前は涼宮 藍。


わたしの1番の親友。



中学も同じで、高校でも同じクラス。





藍は秋菜と同じでサバサバ系だから、すごく絡みやすい。




「ねえー、昨日の爽多の態度、まじありえないんだけど!!」


「え?爽多がどうかしたの?」




爽多というのは、わたしたちと同じクラスの男子。


爽多も中学が同じで、性格は子供っぽい。