「そ、それより、今日一緒に帰るだけだったのに家まで送ってもらっちゃってごめんね!」 話してて気付いたら家に着いてしまった、という事実。 田沼くんとのお喋りが楽し過ぎて そっちばっか集中しちゃってた。 「ううん!大丈夫だよ!こんな夜遅くに女の子1人で帰らせるわけには行かないし、元々家まで送るために一緒に帰ってって言ったんだし……って、あぁ?!」 言ってしまった、という顔をした田沼くん。 もしかして、 今日一緒に帰って、とお願いしたのは 私のため……?