片想いのカタチ *短編集*



「は、秘密だしー。紗彩は?」



「私は、翔太くんとずっといられますように……かな」



私は翔太くんに優しく笑いかけた。



翔太くんは、私のことを見つめ返してきた。そして、だんだん顔が近づいてきた。



近づいてくる顔に、私は目を閉じた。私と翔太くんは、キスをした。



「……俺も。ずっと一緒にいたいって思ってる」



そして、私たちはまた家路を歩き始めた。