「今日は、駅じゃなく家の前まで送る」 「ありがとう」 私は嬉しくて、すりすりと猫みたいに体を寄せた。 「えへへ、何だか嬉しいな。最近、本当に幸せだよ~」 「知ってる、だって何か楽しそうだし」 翔太くんは、テレビで見る笑顔じゃなくて、心から笑っているようだった。 「翔太くん、大好き……」 不意にそう言いたくなった。