片想いのカタチ *短編集*



「私は大丈夫、翔太くんごめん」



そして、私は俯いた。



今日だけでなく、マネージャーの仕事で迷惑かけてばっかり。


私は、何をしても失敗ばかりだなって思った。物事が上手くいくことが少ない。



「ごめんとか、そんなんでいいと思ってんの?」



そういえば、翔太くんてこういう人だった。


最近は、優しいから何だかわからなくなっていた。



「え、ごめん。なら、どうしたらいい?」



本当に私はやらかしてばかり。


最初から、翔太くんにぶつかって平手をくらわせて……。