片想いのカタチ *短編集*



それからは、毎日がとてもあわただしく過ぎていった。


藤村さんに、マネージャーはどんなことをするのかなど教わった。




翔太くんの撮影などについていったり、スケジュール管理。


あと、これはマネージャーの仕事じゃないけど、何故か事務所の仕事も覚えさせられた。




「はぁー」



私は、事務所で一通りのことを終え、机の上に伏せた。



――ピトッ



「冷っ!」



頬に冷たいものを当てられた。



「ん、これやるよ」



翔太くんが頬に当てていた飲み物を私の机においてくれた。