片想いのカタチ *短編集*



「先生、ありがとう。何だか眠たくなってきちゃった」



先生のおかげで安心して、何だか気が抜けた。それと同時に睡魔が襲ってきた。



「だったら、眠るまでここにいるから安心して眠っていいよ」



そう優しい声が聞こえたと同時に、優しく頭を撫でられた。



「ありがと、先生。おやすみなさい」



私は、うとうとしながら先生の顔を見た。



「おやすみ、花純ちゃん」



そして、先生は私の手をギュッと握ってくれた。




……瞼が重たくなって、私は意識を手放した。