―――― 「本当によかったね」 あれから何日か経った。桃子には、全部報告した。 「うん、すごい嬉しい!」 私は、何だか少し照れくさくなった。 「ごめんね、誤解させちゃって。ちゃんと話したらよかったね」 桃子は、航太のお兄さんのことが好きでそのことを相談していたみたい。 私は、桃子の恋愛についてあまり詳しく知らなかった。 「ううん、いいよ。私のほうこそごめん」 私は、航太のお兄さんのこと知らないから相談できずにいたのに。