次の日

-ピンポーン-

「はーい。美香?」

ドアを開けると、そこに立っていたのは桐悟だった。

「はよ。愁斗は?」

「・・・まだ部屋」

「へー。オレ、愁斗の部屋いるから」

「あ、うん。美香、来たら呼びいく」

-ピンポーン-

今度こそ美香だっ!

「遅いよ。聞きたいこと、あるんだけど」

美香は笑いながら

「ああ。あの2人も一緒に行くこと?」

それ以外に無いでしょ!?

「うん」

「だって、愁斗の好きな水着がいーじゃん。
 だから、一緒にいこって言ったの」

「なんで、桐悟も?」

「瑠菜が一人じゃかわいそうじゃん」

ちょっと待て、アタシはついでかよ・・・

「まぁ、いいよ。いこ?アイツら、部屋いるから」

「うん」

そうして、4人で家を出た。

美香と愁斗が仲良く歩いていて、

必然的にアタシと桐悟が隣同士。

ほんとに、アタシ達はオマケかよ・・・。