寮に帰ってもなにもする事がない俺は外へ出る。



街についてからもぶらぶら歩くだけ。

あぁ。くそ暇。





「あれ??君、もしかしてあのお嬢様学校のコじゃない?」




はい、絡まれたー。

よくあるんだよね。




しまった、制服で来てしまった。
また浜野に怒られる。



「そーですけど?」



身長155cmの私から、170近くある男たちを見るにはどうも上目使いになってしまう。








まぁ、そんなのになるわけもなく。
私はただ上を見ただけなのに。




「そんな睨まないでよー。こぇええよ。」




睨んでねぇよ。


「.........なんすか」



無意識に声が低くなる。





「俺たちとあーそぼっ!」



「やだ」


は?私がお前らと?
ないね。



「おい。あんま調子のんなって」



「こんなんで調子のりませんよ。」



「あぁ??うぜ。」


そう男は言うと手を振り上げた。