彼らが大阪へ下って一週間目の今日。
屯所内はとてもバタバタしていた。
ある隊士は大量の書類をもって廊下を走
り回り、そのまたある隊士は急いで何か
を持って屯所を出て行った。
それもそのはず、今日は芹沢さん達が帰
ってくる日なのだ。
私もその忙しく走り回る隊士達の例外で
もなく、土方に頼まれた書類の片付けに
追われていた。
この書類を貰ってから今日が二日目、こ
の二日間寝ずに取り掛かっているのだが
なかなか進まない。
というより、量が半端ないのだ。
しかもこの書類は芹沢さん達が帰ってく
る前までに仕上げなくてはならないらし
い.......
だめだ、考えるだけで頭が痛い。
とっとと終わらせてしまおう。
と、その時。
バタバタしていた屯所内が急に静かにな
った。
気になって自室から外を覗くと何やら表
門辺りに人が集まっている。
どうやら芹沢さん達が帰ってきたみたい
だ。
これは…やばいっ。。。
芹沢さん達が帰ってきたという事はこの
書類が必要になるという事だ。
しかし今私の手元にある書類は半分は終
わったものの残りの量はかなりのものだ。
どうする事も出来ない私はたまたま部屋
を通りかかった藤堂を呼んだ。

