華の欠片

~六月~


壬生浪士の名を語り、悪事を働く浪士の

取締りを大阪町奉行から依頼された壬生

浪士組は、芹沢、近藤、山南、沖田、井

上、平山、野口、永倉、原田、斎藤の十

名で大阪へ下る事になった。



もちろん私は行かない。


隊長や副長助勤が大阪へ下って屯所が手

薄になるため、残る土方や藤堂達と留守

を守る事になった。



大阪まではそこまで遠くはないし、依頼

もそこまで難しい内容では無かったので

すぐ帰ってくると思う。

何事も無ければの話だが.....



そして今日は斎藤達が出発して一週間目





大きな戦力達が居ない今、巡察当番が回

ってくるのが早いため、仕事が多くて疲

れがとれない。


六月という事もあって先日梅雨入りした

京は肌寒い日が続いている。


それらが原因と一概には言えないが少し

ばかり体が重くて怠い。


まぁ、いくら怠いからといって、任務に

穴を開ける事はしたくないし、ただでさ

え今屯所は忙しい、休んではいられない

のだ。


それに、右目を撃ち抜かれた時に比べれ

ばこんなの辛いのうちに入らない。