華の欠片


「椿、ぼーっとしてどうした?

てか、椿すげーな。

俺より年下なのに芹沢先生への対応が上

手いよ。

俺なんか足くすんでたんだぜ?」


「いや、どちらかというと、芹沢先生の

隣に居たキツネみたいな人の方がある意

味怖いな。性格悪そうだし。」



芹沢派も一応はこの組織の仲間だ。

ここでいくら芹沢さんを恐れてる藤堂に

でも、芹沢さんを邪見にするような

言葉を言ってはいけないとおもう。

私はあえてこの言葉に芹沢派を中傷とす

る表現を入れずに話した。



「嗚呼、新見さんね。

確かにあの人は俺でも不気味だと思うし

、影でコソコソやってるみたいだしな。」


「え?」


「少なくとも、近藤派の人間は芹沢派を

あまり良くはおもってないよ。

土方さんなんて前に、芹沢派のいる八木

家に間者送って偵察したんだから」



「そ、そうか。」



芹沢派のは近藤派によく思われてなかっ

た…ということだな。

まぁ、藤堂の態度見てれば分かるけど。


つまり、近藤さん達は芹沢さん達をよく

思っていないのだから私が芹沢さん達を

どう思おうと何と言おうと関係ないとい

うことか。



「じゃ、椿

俺は土方さんに頼まれた仕事があるから

部屋に戻るな。」


「嗚呼。

今日はありがとな…」


そういうと藤堂は自分の部屋に戻って行

った。