高校2年にもなって初恋をしたことのない
俺はとにかく青春をおくりたい!!

だが、その願いはかなわずじまいだ。
そもそも俺はきっともう恋をしている
多分…可憐に…

「おいおい!!挨拶無視かいな!!咲哉~。」
可憐は俺にパンチをあたえながら怒鳴りちらす

恋…可憐に…してんのか!?
いやいやどう考えてもあり得ないだろ
だってこんなうるさくて厄介な奴だぜ
…ヤバイ考えてると頭いたいな…

可憐は完全に無視されているのが腹立たしいらしく頬を膨らませながら俺にたいして
突っ込みをいれてきた

「何でやねんよ~!!」

俺はその言葉で我にかえった
そろそろ放置しぱなっしだと可憐はすねるな

「ほいほい、すみませんな~可憐殿」

俺は適当に可憐に答えた
可憐は俺の返事に満足して
「今日は学校楽しみなんだ、だって今日は…私の好きな学食メニューがでるのじゃ~☆」

呆れた
可憐は学食を食べに学校に行ってるのか

…まぁ青春をおくるために学校に行っている俺も同類か…

「私は咲哉の悪い癖を見つけた」
可憐は俺に指を指しながら満足した顔で言ってきた。

「俺の癖かよ!?自分の悪い癖をみつけろよな」

「ふふんだ、私は完璧な美女だからいいのだ」
またも満足な顔をしている
まぁ確かに顔は可愛いが…じゃなくて!!

「じゃあ完璧な可憐殿、俺の癖とはなんだ?」

「その名前の最後に殿って付けるのやめてちょうだい(-_-)」

可憐はまたも不機嫌になり
まぁいいかと呟いて再び俺に指を指しながら

「ズバリ人の話を聞かないことデショ~」

「おいおいそのちびま〇このまる〇みたいな
しゃべり方やめろよ…(-_-;)」

俺はこうやって暑い中可憐に突っ込みをいれながら学校へ向かうのが好きだ

だが…一つ問題がある…

…前に全然進まないから毎度遅刻することだ…