SUCCESS?

「琳ちゃん、この服はね」

小田桐君が真面目な声色で言う。

「琳ちゃんをイメージして、オレが作ったんだ」

「えぇ?」

いろいろびっくりだ。

「モチーフはシンデレラ。ね、琳ちゃんにぴったりだろ」

言われれば確かにシンデレラを連想させる。

美しく、強く、心優しいプリンセス。

「……どこが私にぴったり?」


顔を上げて目を合わせると、彼はふっと目を細めた。

「それはこれから解るよ。オレが魔法使いのオババかな」


「わけわかんない」

でも。

「あ、笑った。本気だよー」

こんな素敵な服、もっと着たいって思っちゃうよ。


「いいよ。やってみる」


小田桐君の顔が綻んだ。

シンデレラ。
幼いような、大袈裟なような。

そしてそれは、とても素敵だ。