「実を言うと、麻友は、幸せに死にたいって言ったの。自分の体を清めて、

 愛する正一さんと結ばれたいって言ったの。

 麻友と正一さんは・・・心中するつもりだった。」



「え・・・?」








「だから、あたしは、純粋なあんたたちはきっと、この自殺止めるだろうと思ったの。


 いい機会だから、利用させてもらったわ。」






「そんな・・・。」






理香子は、驚くことしかできない。